2 0 1 8 年 7 ⽉ 2 8 ⽇ 実 施 都政学習会
都議会の役割を考えるおおた実⾏委員会
<実施概要>
日 時:2018年7月28日(日)13:30~16:00
会 場:大田区立消費者生活センター 大集会室
参 加:32名(障害当事者、福祉関係者、NPO 団体職員、区議会議員など)
登壇者:5名(五十音順)
東京都議会自由民主党:神林 茂 氏
都民ファーストの会:栗下 善行氏
東京都議会自由民主党 鈴木 章浩 氏
日本共産党東京都議会議員団 : 藤田 りょうこ氏
都民ファーストの会:もり 愛氏
2017年の都議会議員選挙での立会演説会「都政と社会保障そして都議会の役割を考えよう 2017」
の発展として、本実行委員会(都議会の役割を考えるおおた実行委員会)主催のもと、現職の大田区選
出の都議会議員をお招きした都政学習会を企画・実施しました。
前回の企画では、テーマを社会保障とし予定候補者から今での取り組みやビジョンについてお話をい
ただき、広く区民に対して知る機会を提供し、ひいては都政がより身近に思えることを目的としました。
その総括会議では、目的を今後も追及すべく、継続して現職議員との対話集会を念頭に計画することを
確認しました。今回の実施に際しては、それを履行すべく、都議会議員選挙から1年が経過する中で、
改めて大田区選出の都議会議員の方々からこの間の議会活動の報告を聞き、都政の学びを深めるべく実
施の運びとなりました。
当日は2部構成で行いました。第1部では、各登壇者から、資料を基にして近況・公約の履行状況等
についてのご報告をそれぞれ15分間ずついただきました。後半の第2部では座談会「今後 10 年の大田
区の住まいのあり方に鑑みた東京都政の役割」と題してクロストーク形式で実施しました。併せて、参
加者から様々な質問をいただき、お残りいただいた藤田 りょうこ氏、もり 愛氏の2名からコメントを
いただきました。
現在、大田区選出の都議会議員は8名の方がお勤めされています。多くの都議の方々からは本企画に
賛意を示してくださり、ご多忙のところ5名の方々が足を運んでくださいました。一方で、大変残念な
がら、当日は台風の予報もあり、来場者数は前回の企画から大きく下がってしまいました。(前回は8
6名)とりわけ、日頃車いすを利用になる障害当事者の方々から当日キャンセルの申し出を多くいただ
く状況でした。実施自体も危ぶむ声がありましたが、スケジュールの再調整の困難さもあり、敢行する
こととなりました。当日の参加を大変楽しみにしていただいた方々には、当日の模様を収めた動画を以
って代えさせていただければと存じます。最後に改めて、お忙しいところ、また大変お足取りが悪い中
にも関わらず、来場いただいた都議会議員の方々、区民関係者に御礼申し上げます。
(都議会の役割を考えるおおた実行委員会 一同)
<実行委員会について>
昨年の立会演説会の取り組みから発展を経て、本実行委員会(都議会の役割を考えるおおた実行委員
会)を結成しました。企画会議は、3月19日を皮切りに、計6回実施しました。日頃の大田区内の市
民活動を通じた信頼をベースにした関係を活かし、それぞれの役割分担を明確にする中で運営をするこ
とが出来ました。実行委員は以下の9名です。(五十音順)
<課題と今後に向けて>
総括のための実行委員会(8月3日)を開催しました。その議場で確認された主な論点は以下です。今
後、同様の企画を実施する際の改善点とすることを確認しました。
・登壇者との調整について
多忙を極める方が多いため、スケジュール調整を念頭にして実施日の4か月前から企画を立案しまし
た。当日のスケジュール調整は今後も懸案となり、今後も早い段階でのお声掛けが求められます。
また、資料を準備いただきましたが、これについての公平性の担保について確認されました。(別途
配布の会報ニュースの扱い、資料の分量など)企画目的に鑑みて、実行委員会は広く議員の方々の声を
等しく聞く態度とその場づくりの心がけの重要性を再確認しました。
・広報について
今回も政治活動との誤解をうけ、公共施設でのチラシ配架を断られることが一部ありました。そのた
め、各実行委員が所属をする会報案内の同封やポスティングでのチラシ配布や WEB での周知活動に力
点を入れました。一方で、チラシの周知タイミングが早かったこともあり、周知そのものに課題が残り
ました。財政や諸条件を考慮しつつ、企画周知の検討も今後の課題となりました。
・今後の企画について
プロジェクトへ協力いただける実行委員を広く募集しました。更なる広がりを図っていきます。
議会動向の関心をさらに今後も地域で高める活動を行うことを確認しました。恒常的に現職議員から
議会活動の報告を聞く集会を今後も実施することを確認しました。
また、都議会に限らず大田区内に関わる政治や議会活動を市民が身近に感じられるようプロジェクト
を行うことも確認しました。それに伴い実行委員会名を変更することを確認し、今後の集まりでの検討
事項としました。
<会計報告>
<アンケート結果>
◆学習会への参加動機】(アンケート Q3 回答より)
・企画のユニークさにひかれました。趣旨に賛同できた。
・都議の仕事内容の把握。
・区議に会うことは多いのですが、都議の話を聞くことはなかなかできないので。
・都議会、都議員の役割がよくわからなかったので参加致しました。
・都議会でどんなことが、話し合われているのか知りたかったので
・各議員さん方が、どんな考えで日々の活動しているのかを知りたかった。
・各政党の当選者の話に関心わいた。
・都政は大田区民の生活に大きく関わるので都議会議員の活動には関心があります。
◆登壇議員への意見
・時間内で各自よく発表して下さった
・とても勉強され話されていると感じました。
・議員の個々人の意見を伺えて少し身近に感じられました。
・それぞれの議員さんの関心事がわかったのがおもしろかった。
・議員さんはお忙しいと思いますが、残って話し合いに参加されたらよかったなあと感じました。
◆運営側への意見【学習会への評価・感想、今後の企画への期待など】(アンケート Q5/ Q6 回答より)
・都政で何を議論されているのか勉強になった。
・議員に対して緊張感を出せる。
・もっと多くの議員、政党の話が聞けるとよかった。
・日頃、都議の話をきくチャンスがなかなかないのでとてもよい企画だと思います。
◆第2部座談会への質問(フレーズ程度抜粋)
・高齢単身者の入居・転居に関する居住支援
・都営住宅公募回数の改善および都営住宅の新設
・空き家活用事業における町工場の跡利用、古い空き家の建て替え支援
・住宅確保要配慮者への支援における家賃補助以外の施策
・重層長屋建築に対する防火および避難等に関する懸念
・居住支援団体等の中間団体への支援
・障害者が住みやすくなる具体的な社会資源の充実
・羽田新飛行ルート問題
・高齢単身者の居住支援/アルコール問題(アルコール依存症、飲酒運転等の迷惑行為)
・築地仲卸業者への対応/不登校の親の会への支援
・選択的夫婦別姓
・妊産婦への支援/社会的養護の充実
・ソーシャルファームと既存の特定子会社、障害者雇用等との違い
・予算措置がある事業における東京都と大田区との連携、協働のあり方
報告書発行(2018年9月24日)
都議会の役割を考えるおおた実行委員会
連絡先:kotetu.1109@gmail.com 080-5484-4949(担当:山田)